2015年 11月 05日
悳 俊彦
「武蔵野残照」油彩画・キャンバス F30号 制作年:1970年代
日本橋画廊シール
悳 俊彦(いさお・としひこ) 1935年生
透明感のある色彩で失われつつある武蔵野の情景を一貫して描き続けている。
1953年示現会入選、日本水彩画会入選、1958年武蔵野美術学校洋画科卒業、森芳雄、山口薫、麻生三郎らに学ぶ。
1964年国際青年美術家展入選、1970年日本橋画廊個展、以降、轍画廊、あかね画廊、スルガ台画廊などで個展、1981年テレビ朝日「徹子の部屋」で武蔵野風景紹介、1983年風土会入会、1987年日本テレビ「ぶらりにっぽん」で武蔵野風景紹介、2010年河鍋暁斎記念美術館で個展、京都造型芸術大学附属康耀堂美術館に多数収蔵、浮世絵研究・解説者としても著名。
今やこうした武蔵野の面影は西東京と埼玉、千葉などのごくごく一部に残るのみとなってしまった。現実の武蔵野風景のほとんどは消えてしまったのだ。
悳俊彦の作品から我々は大地に暖められた祖先の愛を感じ自然のありがたさを遅まきながら確認しなければならない。そして武蔵野原風景を一貫して描き続けた画家が自然の尊さを30数年前から世に警鐘していた事実を知らなければならない。この1枚の絵がきっかけとなって私の絵画蒐集は始まった。
武蔵野風景を描く画家は多いが私の心を捉え魅了させる画家は今のところ悳俊彦しかいない。
(所蔵参考資料)
悳俊彦画集(1978年)
風土展パンフ(2006−2012年)
<他の作品>
「武蔵関の池」油彩画・キャンバス F8号
制作年:1970年代
制作年:1970年代
「武蔵野」 油彩画・キャンバス F4号
制作年:1970年代
「武蔵野暮色」 油彩画・キャンバス F8号
制作年:1970年代
制作年:1970年代
「月と残菊」 油彩画・キャンバス F4号
制作年:1970年代
制作年:1970年代
「暮れる武蔵野」 油彩画・キャンバス M10号
制作年:1970年代
「みぞれの池畔(ちはん)」油彩画・キャンバス F6号
制作年:1970年代
「暮れる武蔵野」油彩画・キャンバス F20号
制作年:1970年代
「武蔵野」 石版画 P10号 3/10
制作年:1970年代
制作年:1970年代
制作年:不詳
「道祖神」 油彩画・キャンバス SM号 制作年:不詳