西尾善積

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「アネモネ」 油彩画・キャンバス F3号 
制作年:不詳

西尾善積(にしお・よしずみ)1912−1995年


京都市生れ、1939年東京美術学校卒業、在学中の1938年第2回新文展入選、藤島武二、川島理一郎に師事、
1943年第30回光風会展光風会賞、戦後も同会会員、審査員、評議員、
1947年第2回日展特選、菊華賞、1958−1960年フランス留学、1993年日展参与

「私は眼に映ずる自然の美しさによって感受された感動をいったん自己の夢の世界に還元してから
純粋な造形的表現によって厳しく形成し
自然の永遠の美しい生命をカンバスの上に想像したいと念願してます。」(談:西尾善積)

西尾の作品は透明感があり心象的である。
それは上述のように被写体を永遠の美しい生命とし
絵画という手法によって残したいという純粋な思考に基づくものである。
絵や字体はその人柄を物語るが優しき美は西尾そのものであろうと思う。
作品「アネモネ」はボロボロの額を身にまとってリサイクル業者の手元で静かに眠っていた。
なんと勿体ないことか。眼がしらが熱くなった私はなんとしてももう一度世に出したいと思った。
「優しき美」は尊いのである。



(所蔵参考資料)
練馬区立美術館・「芸術は寿し」展パンフ(2008年)
ガラス絵の技法・西尾善積著(1981年)



by art-tomnog2014 | 2014-02-08 22:55

平凡なサラリーマンが20数年かけて蒐集した絵画を紹介しています。

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